戸建てのヒートショック対策はどこを対策するかで変わります

query_builder 2025/08/13

これからリフォームや住環境の整備を意識するみなさんは、冬の対策を意識することがポイントです。

冬の住まいで本当に注意したいのが「ヒートショック」。 暖かい場所から寒い場所へ急激に移動すると、血圧や心拍が大きく変動し、心臓に負担がかかります。これは高齢者の方にとって特に危険で、突然死のリスクにもつながる現象です。 特に注意すべきは、入浴時の事故です。 ヒートショックそのものが直接の死因でなくても、それがきっかけとなって浴槽内で意識を失い、「溺死」につながるケースが非常に多いことがわかっています。 たとえば、東京都監察医務院のデータでは、高齢者の溺死の多くが冬場の入浴中に発生しており、ヒートショックが要因と見られるケースが多数を占めているとされています。 このような背景からも、戸建てにお住まいの方は特に、「どこをどう温めるか」を意識した対策が必要です。

今回は、場所ごとにできる具体的なヒートショック対策をご紹介します。


1. 廊下・玄関・開口部の断熱対策

まず最初に取り組みたいのは、家全体の断熱性を底上げすることです。 玄関ドアや窓を断熱性の高いものに交換 隙間風のある場所は気密性を高める補修 カーテンや間仕切りで空間を分断する工夫 これにより、リビングとの温度差を減らし、廊下や玄関が極端に冷えるのを防ぎます。戸建て住宅ではこれらの空間が特に冷えやすいため、効果的な対策になります。

とはいっても、家全体の窓やドアを対策するのには、非常に高いコストが図ります。予算に余裕のある方はぜひやって欲しいのですが、そうでない方が以下のアプローチを検討してみてください。


2. トイレの寒さ対策

トイレは短時間とはいえ、日常的に何度も使う場所です。特に夜間の利用時に急な冷気にさらされると、体に大きな負担がかかります。

【対策ポイント】

窓がある場合は内窓・断熱フィルムで冷気を遮断

小型ヒーターを設置(人感センサー付きが安全)

トイレマットやスリッパで足元の冷えを軽減(※高齢者の方は転倒に注意)

普通便座は暖房便座へ交換(当事務所では工賃6,600円〜)

また、床がタイル貼りの場合は、クッションフロアへの張り替えがおすすめです。断熱性が高まり、掃除も楽になります。


3. 洗面所・脱衣所の温度管理

洗面所や脱衣所は、トイレ以上に「滞在時間が長く、服を脱ぐ場面がある」ため、寒さの影響を強く受けます。

◉ 洗面所: トイレと同様に窓の断熱を第一に 足元用のマットや壁向け暖房や足元用ヒーターを活用

◉ 脱衣所(洗面所と一体の場合も含む): 風が出ないタイプの暖房器具が理想

例:クリナップの「ホットウォール」→空間全体をじんわり温める

壁上部に設置する小型暖房も手軽に導入可能

お風呂と脱衣所の仕切りドアを開けて、同時に暖める工夫も効果的

⚫︎濡れた体に直接風が当たらないよう注意しましょう

※高齢者の方はご自身の体温の変化に気づきにくく、風が当たらないようにご家族が工夫しても、自ら風に当たりに行ってしまうことがあります。高齢者の方がメインで使用される場合は、ぜひ風の出ない暖房器具のご検討をおすすめします


4. 浴室の暖房対策と「ユニットバス」の選択肢

浴室も油断できません。特に在来工法(タイル貼り)のお風呂は寒さがこもりやすく、急な冷気にさらされる危険性があります。

【対策ポイント】

換気扇を「浴室暖房乾燥機」に変更

※ユニットバスのみ対応可能

在来浴室には、壁付け型のヒーター設置をご提案


そしてここで一歩踏み込んでお伝えしたいのが、 ご家族が同居していたり、今後も長く浴室を使い続ける予定のある方には「ユニットバスへのリフォーム」を視野に入れていただきたいということです。

暖房器具を設置する以上に効果が大きく、 ヒートショック対策(保温性の高い壁や床) 入浴動作のしやすさ(またぎやすい浴槽・手すり) 清掃のしやすさ(目地がなく、汚れがたまりにくい) といった、暮らしやすさが飛躍的に向上します。

一度の工事で大きな安心を得られる選択肢として、ぜひご検討ください。



まとめ

高齢者の方こそ“場所ごとの対策”がカギ ヒートショックは、家全体ではなく「場所ごとの温度差」に着目することが何よりの対策になります。 特に戸建て住宅では、断熱や暖房の工夫によって、リスクを大きく下げることが可能です。 しかも、すべての対策が高額なリフォームを必要とするわけではありません。 「窓だけ」「ヒーターの置き方だけ」「マットの活用」など、今すぐ取り組めることもたくさんあります。 高齢のご家族がいらっしゃるご家庭はもちろん、ご自身の健康を守るためにも、 「どこを温めておくべきか」を見直してみてください。 ご不安がある場合は、現地の状況を踏まえてご提案いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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Reホームライフ石原事務所×Re法務石原行政書士事務所

住所:埼玉県所沢市緑町2丁目

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